3次元チャートを意識する

トレードは知識と経験の積み重ねによって安定してくるものだと思います。

この安定したトレードに欠かせないものがマイルール(セオリー)なんですよね。

ルールは何もないところからは決して作れません。知識や経験からルールは構築されてくるものです。ではこのルールの構築に必要なものって何でしょう?
それは「行動を習慣化する」事だと考えています。

この行動の習慣化は意識して取り組まないとなかなか身につかなくてかなり難しいものなんです。

そんな行動を習慣化するために普段から意識している事をアウトプットして、そのアウトプットしたものを再認識してマイルール構築に活かしてみたいと思います。

3次元チャートとは


「3次元チャートって何?」「チャートは2次元じゃないの?」ってなりますよね。

「3次元チャート」はFXの専門用語でもなんでもありません。ただ私がこう呼んでるだけです。

3次元は垂直方向(Y軸)・水平方向(X軸)・奥行き(Z軸)の3つの軸から構成されている空間認識を表す言葉になりますが、3次元チャートとは自身が考えるトレードに必要な3つの構成要素を空間認識のXYZ軸に当てはめてトレードをするのに必要不可欠なローソク足チャートを平面的なものから立体的なものとして扱うことでチャートの動きや現在位置をよりリアルにかつ正確に捉える事ができるのではないかとの考えに基づいたものになります。

この3つの構成要素のひとつひとつは複雑なものではなく単純なものなのですが、どういったものかをアウトプットしていきたいと思います。

値動きの波(Y)を意識する

ローソク足チャートをみると大なり小なりジグザグ波を描いて推移しています。Y軸ではこの「波の高さを意識する」事が大事なのです。

なぜかというとトレードは下がったら買う、上がったら売るが基本ですよね。これはチャートの波で置き換えて言うと「波の下で買う、波の上で売る」となります。波の上下で売り買いしようと思うと波の高さを知らないとできないのです。そして波の上下で売り買いをするというのは単純に売り買いをする事そのものを指して言うのではなくて「利確・損切りポイントを決める」ということなのです。

トレードする時に利確ポイントと損切りポイントを決めてからエントリした方が良いと言われています。これは利確ポイントを決めないと波に押し変えされてしまった時に微益となってしまい、損切りポイントを決めないと想定した波を越えてしまった時にずるずるとポジションを持ちすぎてしまって結果大きな損失を抱える事が多いからです。

波を見ないと波の高さを意識できないですし、波の高さがわからないと利確・損切りが決められないので結果として負けやすくなるため、波の高さを意識してその波の中でトレードできるようにするのがこのY軸の大事な要素になります。

じゃあこの「波の高さはどうやったらわかるの?」と思いますが、これはもう実践の中で訓練して身につけていくしかないです。身についてくれば単純に上がり下がりで入る事なく「この波のこの間の利幅を狙っていこう」と思うようになってくるのではないでしょうか。

時間の流れ(X)を推し測る

よくFXのサイトや動画、SNSの書き込みで「FXは上がるか下がるかの50%の確率」と言う人を見かけます。コインの表裏を予想したりルーレットの偶数奇数を当てるような時間に縛られないルールの中でなら確かにそうかも知れませんね。しかしFXは時間の流れのなかでトレードしていかないといけないので単純な確率50%と言い切れないのです。

あるエントリポイントから1分後は上がっているけど5分後は下がっているかも知れない。さらに1時間後にはまた上がっているかもしれないけど1日後はやっぱり下がっているかも知れない。トレードに時間制限はなく一度ポジションを持てばいつまでも持ち続けられるので時間の長さが無限にある以上は単純に「上がるか下がるか」ではなく「いつ上がるか下がるか」を予測しなければならず、より複雑な状況で確率を考えていかないといけないのです。

じゃあこの「いつ上がるか下がるかはどうやったらわかるの?」と思いますが、これも実践の中で訓練して身につけていくしなかいです。身についてくれば「指標前だからトレードしている人が少なくて指標発表まではゆっくり上がっていくな」とか「週末のニューヨーク時間まで上がり続けたからニューヨーク時間以降は2,3時間かけて下げてくるな」とか時間の流れを推し量りつつトレードできるようになるのではないでしょうか。

チャートの奥行き(Z)を認識する

ローソク足チャートは様々な時間軸があります。5分足や15分足、1時間足や4時間足、日足に週足と時間軸の大きさによってチャートの見え方は変化していると思います。

週足では上昇トレンドでも4時間足では下降トレンドかも知れないですし、1時間足は上昇しそうな動きを見せていて5分足はレンジの様なチャートのかたちを形成しているかも知れません。

基本的に時間軸が大きいものほどその影響力は強く小さいものほど弱いので、トレードしている人ならほどんど最初に大きな時間足を確認してトレンドの流れを確認しつつ小さな時間足でエントリポイントを探すといったような使い方をしているかと思います。

どの時間軸をどのように使うかで時間軸に対するチャートの波の認識の仕方や時間の流れの測り方が変わってきたりします。

例えばスイングトレードをする時に日足チャートでトレンドを確認して1時間足でエントリするポイントを探したり場合があったり、スキャルをやる時は1時間足でトレンドを確認して5分足でエントリする場合があります。この時同じ1時間足でもトレンドを確認するのかエントリポイントを探すのかでその見方は変わってきますよね。

更に1時間足でトレンドを確認して5分足でエントリポイントを判断する人が1日以上エントリしたポジションを持つことはほとんどないですし、逆に日足でトレンドを確認して1時間足でエントリポイントを判断する人が5分くらいでポジションを決済してしまうのもトレードとしてはおかしい使い方だったりします。

トレードのスタイルが変わればみるローソク足も変わってきますし、その時にどの時間軸をどのように使うかを正しく認識する事で自分のトレードも正しく判断したり根拠を持てたりすると思います。この認識が曖昧になってくるとトレードも曖昧になってしまい、「なんで勝てたのか」「なんで負けたのか」がわからなくなってしまうと思います。

じゃあ「どうやって時間軸を認識して使えばいいの?」と思いますが、これも実践の中で自分に必要な使い方を探していくしかないです。トレードの方法は人それぞれ千差万別でこれが正解っていうのはないですが、身についてくれば「1時間足で上昇トレンドなら押し目で入るのに15分足で陰線の後の陽線が出たタイミングで入ろう」とかしっかり時間軸を使った根拠のあるトレードができるようになるのではないでしょうか。

まとめ

この3つの軸をどれもしっかりと意識する事が必要で、どれかひとつでも欠けると安定したトレードにはなかなかつながらないです。様々な時間軸の波の高さがどんな時間の流れをもって推移しているのかをイメージする事が大事です。

どの軸のお話も最後は実践の中で身につけるしかないと突き放しちゃってますが、ひとつひとつ自分なりの軸の使い方を身に着けていくしかないと思います。

そしてこの3次元的チャートは意外とX軸を意識する事ができていない事が多いです。ほとんどの人はチャートの波や高さを意識していて時間軸を大きな時間軸でトレンドを確認して小さな時間軸でエントリポイントを探すといった事を実践しているような気がします。しかしX軸を意識しようとすると東京・ロンドン・ニューヨーク時間などのロケーションだったり指標発表のタイミングだったり、また週始めなのか週末なのか年末年始なのかと一年を通して様々な時間の流れを意識しないといけないので時間の流れの考察は難しくなってしまいX軸を意識せずにトレードしようとしてしまうのです。なので結果「損切りが遅い」とか「利確が早すぎて微益になった」などタイミングを見誤る事が多くなってうまくトレードができなくなってしまいます。もしこういった事を感じたなら「時間の流れを推し測る」やり方を見直してX軸の意識の改善に取り組んだりしてみてはいかがでしょうか。

トレードがうまくいかない時に3次元チャートの空間認識ができてるかどうかを振り返る。そしてどの軸が意識できてないのか、または認識が弱いのかを知る事ができればその軸の使い方を見直したり、しっかりと意識するために必要な対策を立てたりと自身のトレードを分析して改善するためのアプローチがしやすくなり安定したトレードへとつながっていくのではないかなと思います。

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